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[はじめに]
令和2年、世界中に大混乱を巻き起こした新型コロナウイルス。感染リスク低減のため行政及び民間企業では人との接触機会の減少を目的に、オンライン会議の導入や、在宅ワークを実施するなど、既存の仕組は大きく変化しました。高知YEGにおいても、役員会や定例研修会のオンライン化、イベント時間の制約、懇親会の自粛などを実施しました。
話は変わりますが、高知YEGは令和5年度に全国会長研修会の開催、令和6年度に設立40周年と大きなイベントを控えています。しかし、今後3年間で全体の約半分と、多数の会員が卒業を予定しており、減少傾向にあった会員数を増員させるため、昨年度は会員拡大活動を行い、51名の新たな仲間が入会しました。我々は、新入会員に対し、これまでOB先輩諸兄が築いてきた活動や、学んできたことを継承するとともに、創造力と行動力を発揮し、全体が一丸となって活動に取り組まなければなりません。
また、青年部活動の2本柱である「研鑽」と「交流」を通じて、これまで以上に地域にとって必要とされる団体を目指さなければなりま せん。
しかし、コロナ対策のために取り入れた、オンライン化など仕組みは、これまでにない価値を創造した一方で、リアルだからこそ得られる大切なものを失ったと感じています。また、活動を自粛し、削った結果、「研鑽」に費やす時間も減少し、「交流」の機会も失われました。普段の仕事や生活だけでは知り合えない仲間との出会い、直接顔と顔を突き合わせるからこそ生まれる絆、懇親会では親睦を深めるだけではなく、会議では語られない貴重な情報・意見交換が行われていました。ただ今は、人との繋がりの希薄化や、団体への帰属意識が低下するリスクが生じており、従前と比較して、事業活動に対する熱量が下がったと感じています。 とはいえ、不平不満を言ったとことで、何も変わりません。同情はしてもらえても、誰かが手を貸してくれるわけではありません。自粛し、削り、失われた価値を取り戻すのは、我々の1人1人の力であり、断固たる決意をもって具体的な行動を起こさなければなりません。
[運営方針]
① 交流活動
失われた交流機会を取り戻すため、OB会員及び日本YEGとの交流事業の実施、また高知YEGに新たに交流部会を立ち上げます。
② ビジネス活性化活動
青年経済人らしく積極的に自社企業のビジネスを発展させるため、新規ビジネスに関する研修会を実施します。
③ 地域活性化活動
豊かな郷土を築くために、よさこい祭りをはじめとする、地域活性化に繋がる祭り事業に参加します。
④ 政策提言活動
先導者としての責任を自覚し、YEGのスケールメリットを活かして、行政・親会に対し政策提言を行います。
⑤ 組織力の活性化活動
強い組織になるために、会員拡大活動を継続し、次代を担う会員を育成すると共に、理事メンバーの更なる資質向上を図る研修会を実施します。
⑥ 全国会長研修会の準備活動
令和5年度の全国会長研修会の成功に向けて、大会準備活動を本格的に始動します。
[ありたい姿]
私が思う青年部の一番の武器は「若さ」です。我々は若いというだけでも、尊く、そしてかけがえのない存在です。若いからこそ、挑戦心が生まれ、苦難から立ち上がれるのであり、その原動力は青年部活動を行うことで溢れ出てくる「情熱」です。情熱は青年部活動において枯渇することはなく、活動を積み重ねることでこんこんと湧き上がってくるものです。そして、我々の活動は義務感で動くものではありません。ましてや損得勘定といった物差しで測って行動するわけでもありません。常に、1人1人が自身の役割や立場を理解した上で突き動かされる使命感によって行動していかなければなりません。
そのような思いを込めて、本年度のスローガンを「情熱が原動力 ~使命感をもって行動せよ~」と定めます。YEGは挑戦する場であり、訓練をして成長をする場です。この街に生まれ、この街で育ち、この街に住んでいるからこそ、我々はこの街の更なる経済的発展の支えとなる青年経済人に成長していかなければなりません。
[結びに]
高知商工会議所、OB先輩諸兄及び関係各機関の皆様におかれましては、今後とも益々のご指導、ご鞭撻、ご支援を賜りますよう何卒お願い申し上げます。
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